「眼の障害」の相談も承っております。
障害年金の請求で最も多いものは、やはり「精神の障害」。次は「肢体の障害」でしょうか。
弊事務所でも、受ける仕事のほとんどが、「精神」か「肢体」かと思います。
しかし、視力・視野障害などの相談・依頼も少なからずいただいております。
今回は、聴覚障害の請求事例を一部、取り上げてみたいと思います。
ご参考にしていただけたら、幸いでございます。
網膜色素変性症の相談事例
相談者:30歳・男性
傷病名:網膜色素変性症
症状:視野・視力障害
網膜色素変性症の患者さんが、障害年金の請求をしたいということで、弊事務所にこられました。
先天性の疾患であり、眼科の初診日は10代半ば頃。症状はあるものの、日常生活はどうにかやっていける状態で、1年に一度くらい検査目的で受診をするくらいでした。
20代後半に入り症状は悪化。両目の視野・視力ともに日常生活に支障の出る状態になりました。30歳になる頃身体障害者手帳を取得し、障害年金の請求をこころみたということです。
初診日に受診した病院は、すでに廃院。現在通院するのはは4つめの病院です。2つ目の病院で受診状況等証明書を取得したのですが、そこには「15歳の頃、眼科を受診。網膜色素変性症と診断される。」と記載されれいたので、20歳前障害と認められました。
担当医の記載した内容を見ましたが、視力は、右0.04、左0.04。視野は、Ⅰ/2の指標で両眼の視野がそれぞれ5度以内におさまる程度ということでした。
視力の障害と視野の障害の併合で障害基礎年金1級が支給されました。
20歳前障害の請求の場合、記録が古すぎるため、受診状況等証明書が取れないことが多いのですが、2つ目の病院の記録に20歳前に受診したことがわかれば、「20歳前障害」ということが認められることが多いです。
両糖尿病網膜症の相談事例
相談者:50代・男性
傷病名:両糖尿病網膜症
症状:重度の視力障害
両糖尿病網膜症の患者さんが、本人は来れなくて、高齢のお父様が「息子の障害年金請求のお願いをしたい」と、弊事務所にこられました。
糖尿病性のもので、初診日はなんと30年以上前。当時サラリーマンをやっていて、他県の大学病院で糖尿病が発覚しました。当時の記録があるかどうか問い合わせた所、倉庫から手書きのカルテがみつかり、受診状況等証明書を記載していただくことができました。
糖尿病は小康状態を保っていたのですが、40代後半になり悪化。糖尿病腎症と両糖尿病網膜症の合併症を患ってしまいます。
特に著しいのは両糖尿病網膜症。日常生活にも著しく支障がでてきて、障害年金の請求をこころみたということです。
診断書を見たところ、右眼「手動弁」・右眼「0.01」とほぼ視力はない状態でした。
まさに、1級の状態です。
請求の作業は滞りなく終了。
無事、障害厚生年金1級を受給することができました。
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