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全身性強皮症で障害年金は受給できるか?

執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)

札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。10年以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10ー102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。

障害年金の無料相談、随時受け付けております。まずはお電話を!(011)893-8395までお待ちしております。メールでもOKです。

 

 

 

 

Q全身性強皮症で障害年金を受給できますか?

(40歳女性・事務職)

 

3年前から全身性強皮症を患い、日常生活や仕事に様々な制限がかかっています。

 

全身に軽い痛みを感じたのが最初でした。とても動きが鈍くなりました。そして手のこしびれ・わばりも激しくなり日常生活にかなり支障をきたすようになります。そのうちレイノー現症(手足がとても冷たくなる症状)が出てきました。

 

色々な病院に受診したのですが、当初は何の病気かわからず、「膠原病の色々あるうちの一つではないか」などあいまいな診断をされていて、症状が出てから約1年半以上経過してはじめて「全身性強皮症」と診断されたのです。

 

このごろは、手足の皮が硬くなりご飯を飲み込むのもつらかったり、倦怠感もひどいです。また、熱が出たりと徐々に色々な症状が出てきています。足元もおぼつかず、よく職場や家でも転倒しかけます。

 

仕事は事務職で会社や上司の理解もあり、休み休み作業をすることもゆるされているのですが、それでも大変つらいです。就業時間中に床に毛布をしいて横になることもしばしばです。最近は退職も考えてしまいます。

 

こんな私ですが、障害年金を受給することは可能でしょうか。

 

なお、私は今に至るまで同じ会社で20年以上働いております。

 

 

 

 

A全身性強皮症で障害年金を受給している方はいます。

障害年金支給の対象になる傷病です。

札幌市厚別区で社会保険労務士をやっている、中斉と申します。障害年金の請求代理業務・(再)審査請求などを主に行っております。

 

全身性強皮症を患いながらも、仕事を続けていらっしゃるのですね。

 

切実な状況お察しいたします。

 

全身性強皮症は、それこそ膠原病のひとつで、指定難病でもありますね。

 

弊事務所でも、全身性強皮症の方の請求を何度かしたことがあります。結果として、すべて障害厚生年金3級だったかと思います。

 

症状は様々ですが、障害年金では「その他の疾患による障害」の認定基準で認定作業が行われることがほとんどでしょう。

 

相談者様は、現在つらいながらも事務系統の部署に就き、何とか働けているところを見ますと、3級の障害年金をもらえるのではないかと思います。

 

幸い20年間継続して厚生年金の被保険者ということです。当該初診日において、相談者様の納付要件はあるでしょうから、請求すれば障害厚生年金3級の受給は可能かと思います。

 

請求の準備を進めていかれてはいかがでしょう。

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