ニュース・コラム

皆さまのお役に立つ最新ニュースやコラムを
随時更新しております。

元全日本プロレス・小橋建太さん 人工膝関節で障害年金を受給できる可能性は高い

 

執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)

 

札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。大学卒業後民間企業を経て、社会保険労務士になる。15年間障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10ー102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。

障害年金の無料相談、随時受け付けております。まずはお電話を!(011)893-8395までお待ちしております。メールでもOKです。

 

 

 

 

小橋建太さん ムーンサルト・プレスで膝に爆弾 人工膝関節置換術を8回

 

札幌市厚別区で社会保険労務士を運営している中斉と申します。障害年金の請求代理業務・(再)審査請求などを手掛けて15年になります。

 

商売柄、テレビに出ているような著名人が病気・ケガなどを負われた時、「この人は障害年金をもらえるのかな」など真剣に考えたりしてしまいます。

 

よけなお世話とはいえ、ついつい考えてしまいます。

 

例えば、夏木マリさん、長嶋一茂さん、グレート義太夫さんなどは、その罹患された傷病について「障害年金を受給できるのか」といったテーマで勝手にコラムで投稿させていただいたこともあります。

 

今回は、元プロレスラーの小橋建太さんです。

 

小橋建太さんは、ジャイアント馬場さんがいたころの全日本プロレスでデビュー。若手の頃、三沢光晴さん(故人)、川田利明さん(現麺ジャラスK 店主)、田上明さん(現ステーキ居酒屋チャンプ店主)らとともに切磋琢磨。天竜源一郎移籍後の全日本を大いに盛り上げた我々世代のスーパースターです。馬場さん亡き後は、三沢光晴さんが立ち上げたプロレスリング・ノアという団体でも活躍されました。

 

小橋さんといえば、その得意技は「ムーンサルトプレス」。

 

コーナーポスト最上段からリングに背を向けた状態で、仰向けに倒れている相手に向かってバク宙して自らの体をあびせるといった非常に危険な技を多発し、気が付けば膝にケガを負い爆弾を抱えるようになります。そして、小橋さんは現在に至るまで8回にわたる人工膝関節置換術を繰り返しているようです。

 

さて、その小橋さんは障害年金を受給できるでしょうか?

 

ちなみに知らない方に伝えておきますが、人工膝関節を入れた場合、症状として障害厚生年金3級の対象になります。

 

ちょっと古い記事ですが、東スポWEBの記事を引用します。2020年2月13日の記事です。

鉄人・小橋が両ヒザ人工関節手術へ 「パパ大丈夫?」背中押した愛娘の存在 | 東スポWEB

 

13年5月の引退後もヒザ痛との闘いは続いた。筋力が落ちたことで階段の上り下りもしんどくなり、激痛で眠れない夜を過ごしたことも。かねて人工関節を考えていたが、医師からは「年齢が若すぎると、骨に埋め込んでもどうなるか分からない。将来的に歩けなくなる可能性もある」と説明され踏み切れなかった。

 

今月中旬に横浜市内の病院で手術を受け、仕事復帰は来月下旬になる予定。小橋は「自分のためにやるのが家族のためにもなる。ヒザで悩んでいる人は多いと思う。リング上で示すことはできないけど、メッセージを送りたい」と拳を握った。

 

この記事でわかることが2つあります。ひとつは「13年5月の引退後もヒザ痛との闘いは続いた」とあることから、小橋さんの人工膝関節における初診日は、現役時代にあること。そして、「今月中旬に横浜市内の病院で手術を受け」とあることから、障害認定日(人工膝関節置換術を行った日)は令和2年秋頃となります。

 

人工膝関節にける初診日:現役時代(2013年5月引退)

人工膝関節置換術施行日:令和2年秋頃

 

さて、この情報をもって、小橋さんは障害厚生年金3級を受給できるものと解釈できるのでしょうか。

 

 

 

小橋建太さんは障害厚生年金3級を受給できるはず

 

先程、「人工膝関節を入れた場合、症状として障害厚生年金3級の対象になります」と書きましたが、それはあくまで症状としてということで、それだけでは障害厚生年金3級の受給はできないのです。

 

筆者はあえて「障害厚生年金3級」と書いているには意味があります。

 

障害厚生年金3級。つまり、初診日に厚生年金の被保険者となっていたかということが問われるのが人工膝関節で障害年金をもらう上で一番の問題点です。

 

では、小橋さんの初診日は、厚生年金加入時だったのか?

 

これはあくまで推測の話ですが、小橋さんは初診日において厚生年金の被保険者であったものと思われます。

 

その根拠は、以下に述べようと思います。

 

 

 

全日本プロレスはレスラーに社会保険をかけてくれる会社だった

 

小橋さんは、昭和62年に全日本プロレスに入門をはたし、翌年の昭和63年に見事デビューします。

 

知る人ぞ知る話ですが、全日本プロレスは、社長である馬場さんの計らいで、デビューしたレスラーには社会保険を掛けてくれる会社だったそうです。それは小橋さんの全日本の先輩である川田利明さんが、その著書「プロレスラー、ラーメン屋経営で地獄を見る」で証言しています。

 

となれば、もし人工膝関節の初診日が全日本在籍時であれば、確実に障害厚生年金3級は受けられます。

 

しかし、出ている情報だけでは、「現役時のケガ」という以外分かり得ません。

 

では、プロレスリング・ノア時代の時が初診日ならどうか。

 

ノアのレスラーが、厚生年金に加入していたという情報はどこにもないのですが、馬場さんの遺志を継ぐ三沢光晴さんが社長である限り、必ず社会保険の加入を義務付けていると思われます。

 

そうであるならば、小橋さんは間違いなく障害厚生年金を受給することができるでしょう。

 

当然、小橋さんはそのよなことを知らないわけはありません。

 

しかし、もしまだ請求していないのなら、私が請求代理人となって請求させてください。

 

もちろん、報酬はいりません。

 

ご連絡おまちしておりまーす!!!

一覧にもどる

メールでお問い合わせ

皆さまからのお悩みや疑問を
メールで受け付けております。

    お名前

    電話番号

    メールアドレス

    ご希望の連絡方法

    お問い合わせの種類

    お問い合わせの内容