執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)
札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。10年以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10-102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。
障害年金の無料相談、随時受け付けております。まずはお電話を!(011)893-8395までお待ちしております。メールでもOKです。
たけし軍団・グレート義太夫さん 心筋心筋梗塞発症 10時間におよぶ緊急手術
札幌市厚別区で社会保険労務士事務所を運営している中斉と申します。障害年金の請求代理業務・(再)審査請求などを主に行っております。
我々世代のヒーロー、たけし軍団のグレート義太夫さんが、8月23日に心筋梗塞を発症し10時間におよぶ緊急手術を受けたことが報道されていました。
体重120キロ、夜中まで暴飲暴食…グレート義太夫(65)が明かす、人工透析までの経緯と“死にかけた”心筋梗塞「足が取れてもいいから食いてえと…」 | 家族と病 | 文春オンライン
知らない方も多いと多いと思いますが、グレート義太夫さんは、たけし軍団に入る前はミュージシャン(ドラマー)でした。アイドル歌手松本伊代のサポートメンバーを経て、師匠であるビートたけしさんのバックバンド「シークレットポリス」では、パーカッションを務めていました。
その義太夫さんですが、たけし軍団時代の1995年頃、糖尿病を発症。それ以来闘病生活を続けています。
糖尿病患者にとって何がつらいかというと、合併症になることです。特に糖尿病3大合併症と言われる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害は、命をおびやかすとまでも言わないものの、日常生活に多くの制限を加える危険なものです。
義太夫さんも、2007年からは糖尿病性腎症による末期腎不全のため透析治療を開始しています。ちなみに、師匠のたけしさんから「夏目透析」などと面白おかし命名をされています。さすがお笑い芸人といいますか、辛い状況にもかかわらず笑いに昇華させるとは、さすがたけし軍団です。
その後、テレビ等で活躍されていました。しかし冒頭にも説明したとおり、8月23日心筋梗塞に倒れ10時間におよぶ手術を行うに至るのですが、幸い一命を取り留めます。こちらも糖尿病の合併症であるかは定かではないのですがその可能性はじゅうぶんあると思います。先日お亡くなりになった西田敏行さんも同じパターンではなかったでしょうか。
最近はXでも積極的にポストするなど、お元気なところを見せている義太夫さん。昔からのファンとしてはうれしい限りです。
2007年から糖尿尿腎症で人工透析 障害年金の対象になる状態
さて、現在も週3回人工透析を受けている義太夫さんですが、この状態は障害年金2級の対象になります。
もちろん、納付要件があるということが大前提ですが、筆者はじゅうぶんあると考えます。
ここからは筆者の想像の域を出ないのですが、義太夫さんが糖尿病が発覚された1995年は、たけし軍団ばりばりの頃でオフィス北野所属のタレントでした。殿ことビートたけしさんは、社会保険はじめ福利厚生に対してきちんとした考えをもっている方です。国民年金か厚生年金かはわかりませんが、いずれにせよ義太夫さんは年金保険料を支払っていると考えて間違いないでしょう。
よって、義太夫さんは障害年金2級の受給権があるものと筆者は考えます。
もちろん、すでに義太夫さんは受給しているでしょう。
非情に余計なお世話でしたね。すいません。。。