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コモディティ化する障害年金請求代理業務 社会保険労務士は必要ないのか?

 

中斉徳久(社会保険労務士)

 

札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。札幌市厚別区厚別中央を拠点に、10年以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを主にに活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10-102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。障害年金の無料相談、随時受け付けております。

まずはお電話を! (011)893-8395までお待ちしております。メールでもOKです。    

 

 

 

コモディティ化する障害年金請求代理業務

 

札幌市厚別区で社会保険労務士事務所を運営している中斉と申します。障害年金の請求代理業務・(再)審査請求などを主に行っております。

 

筆者が障害年金の請求代理業務を始めてかれこれ14年経ちました。おかげ様で、たくさんのお客様と出会い、数々の貴重な経験を積ませていただきました。

 

一方で、その間、障害年金の請求業務がコモディティ化してしまった感も否めません。

 

筆者が、この業務を始めた当初、今ほど「障害年金専門」を謳った社会保険労務士はおらず、インターネットでの情報も関係書籍もそれほどなかったかと思います。

 

どちらかといえばマイナーな存在だった障害年金も、14年経過した今、知らない人はいないほど情報はあふれました。同業の社会保険労務士も始めた当初に比べ、10倍以上は増えたのではないかと感じております。

 

コモディティ化するのも当然でしょう。

 

 

 

 

障害年金請求 社会保険労務士なんていらないのかもしれない

 
では、障害年金請求代理業務を行う社会保険労務士は必要ないのでしょうか。
 
 
そのあたりを色々考えていきたいと思います。
 
 
よく考えてみれば、ここ数年、弊社にご相談に来られるお客様の「知識」は相当なものだと感じます。よく調べられているんですね。もしかしたら筆者より詳しいなんて方もいらっしゃいます。「これなら、自分たちいらないよな~」なんて感じることも茶飯事です。そういった詳しいお客様は、相談に来るというよりは、「確認」に来るといったほうがただしいかもしれない。筆者は、そのような方を見かけたら無理な営業はせず、ポイントだけお話して「本人請求」を勧めます。実際、帰り際に「また連絡します」と言ったきりそれが最後になることもしばしばあります。たぶんご自分で請求されたのでしょう。
 
 
また、障害年金の請求者に同行する病院や福祉関係の「相談員」・「ソーシャルワーカー」といわれる方も年金事務所等でみかけるケースが増えています。
 
 
たしかに、社会保険労務士はいらないのかもしれません。
 
 
一方、「年金が不支給でした」というご相談も多いです。請求資料のコピーを見てほしいと。
 
 
まあ、不支給であったことを事後報告されてもやりようがないのですが、請求資料を見ていて、「なぜこのようにいい加減な請求をしたのか?」と強く感じることがあります。つまり、「失敗」しているんですね。実は、もしかしたら普通に年金が出た可能性のあるものを自ら潰してしまっているケースも多いのです。
 
 
私は、そういった相談者様に、傷に塩を塗るような行為と知りつつ、「誰からこのようなやり方を教えられたんですか?」と伺うことがあります。
 
 
その時に多い答えとして、「相談に乗ってくれている障害者支援センターの職員さんが教えてくれた」、「病院の相談員さん・ソーシャルワーカーさんが段取りをつけてくれた」、「グループホームの職員さんが手伝ってくれた」などが多いです。
 
 
まあ、それは相談者様の一方的な回答ですので、言い分をすべて鵜呑みにするわけにはいかないのですが、「だろうな・・・」という気はしないでもありません。
 
 
「自分たちの判断で請求を進めていたら失敗することもあるだろうな・・・」という意味です。
 
 
といいますのも、この業務を10年以上やっていて、だれでもできる行為と認めたうえで、非常に奥の深い仕事だと実感しているからです。
 
 
請求するうえで、何回に1回か、「あ、やべー」って気づくんです。なんていうか、落とし穴というか、この業務の奥の深さを再確認してしまう一瞬がある。筆者でいえば、それを14年繰り返して今があったりするのです。
 
 
ネットの情報や、役所の窓口職員とのやり取りだけでは、うまくいかないこともある。もしかしたら、うまくいったケースをみすみす潰してしまうケースは少なくないでしょう。
 
それは「裏技」を使えということではありません。ここではうまく言えないのですが、しっかりと吟味しながら進めていかなくてはならないケースが確実にあるということです。筆者はそれを「際のケース」と言います。
 
 
もちろん、本人請求でうまくいくケースのほうが圧当的に多いのは事実です。しかし、先述した「際のケース」がいつ訪れるかわからないというのも心の片隅に置いておいてほしいものです。
 
 
なんだか偉そうに言ってしまいました。すいません・・・。
 
 
 
 
 
 

「お金を追いかけるな。人を追いかけろ」by 美里マネージャー

 

難しい話がつづいたので、話題を変えます。

 

あんまり興味のない方は、ここで止めてもけっこうですよ!

 

筆者が最近見ているユーチューブチャンネルで「わたし、銀座のおんな」という番組があります。

 

まあ、筆者には縁のない世界なのですが、夜の銀座は厳しく、体育会のにおいもただよう世界です。

 

その店の兼任マネージャーで、美里ママという雇われママがいるのですが、たいへんいいことを言っていたので、ここに紹介しておきます。興味のある方はご覧ください。

 
 
 
美里ママが働く店のあるホステスさんが、休みの日に知り合いに電話をかけ「同伴」を持ち掛け、突如同伴出勤するのですが、突然のことで店側は対応できない。怒ったお客様は、気分を害したと即帰ってしまうといった「事件」がおきました。美里ママは、そのホステスさんを呼びつけこんこんと説教するのです。
 
 
「お金を追いかけてはダメ。人を追いかけなさい!」と美里ママ。
 
 
いやー、そうですよね。いいこと言います。美里ママ。
 
 
最後は、関係ない話になってすいません。
 
 
ではでは。
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