執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)
札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。大学卒業後民間企業を経て、社会保険労務士になる。15年間以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10ー102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。
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超一流物まね芸人 コージー冨田さん 「真っ白な霧の中にいるみたいな感じ」
札幌市厚別区で社会保険労務士事務所を運営している中斉と申します。障害年金請求代理業務を始めて16年目になります。
先日、ABEMA公式チャンネルのネット番組、『【モノマネ芸人】コージー冨田 病気悪化で舞台前に注射も…「最後の意地」タモリや笑福亭鶴瓶など披露「俺としては笑ってほしい」』を見ました。同番組を貼り付けておきますので、興味のある方はご覧になってください。
【モノマネ芸人】コージー冨田 病気悪化で舞台前に注射も…「最後の意地」タモリや笑福亭鶴瓶など披露「俺としては笑ってほしい」|NO MAKE
コージー冨田さんといえば、タモリさんのモノマネ「髪切った?」でお馴染みの超一流モノマネタレント。我々世代では知らい方はいないでしょう。
さて、そのコージー冨田さんですが、26歳で糖尿病を発症。そして52歳の時、突然目に異変が起こったそうです。そう、糖尿病の合併症による視力低下です。
目は全く見えなくはないようですが、顔の前に手のひらを広げても「手相は見えない」、「女優ライトに当たっているみたいな感じで全部色が飛んでいて見えない」、「でも、手と指があるのは見える」とのこと。
そして、「真っ白な霧の中にいるみたいな感じ」ということですので、症状はかなり進行しているということでしょう。
当然ですが、現在は生活に支障が出ていて、人の方を借りなければ歩けないとのことです。
非情に大変は状態ですが、さて、この状態は障害年金の対象になるでしょうか?
余計なお世話ながら考えてみたいと思います。
コージ冨田さんの眼の状態は障害年金1級に該当する可能性あり
詳しいデーターがないので、何とも言えない部分はありますが、コージー冨田さんの眼の状態は、障害年金1級に該当するのではないでしょうか。
顔の前に手のひらを広げても「手相は見えない」、「女優ライトに当たっているみたいな感じで全部色が飛んでいて見えない」、「でも、手と指があるのは見える」状態。
そして、「真っ白な霧の中にいるみたいな感じ」。
これは、障 害 等 級 認 定 基 準「第1節/眼の障害 」の障害年金1級状態「一眼の視力が0.04、他眼の視力が手動弁以下のもの 」に最低でも該当します。
ですので、コージー冨田さんは、障害年金1級を受給できるだけの症状であるということです。
もちろん、初診日要件や納付要件がどうなっているかは分かりませので、その状態が対象になっていたとしても、受給権があるかどうかはわかりません。
糖尿病が発症したのが26歳の時。そして当時から芸人をされていたということを鑑みた場合、ひょっとして年金を払っていなかったということはじゅうぶん考えられます。
しかし、もし納付要件があるのなら、基礎厚生にかかわらず1級の年金を受給することが可能です。
それはそうと、そんな状態でも「意地でも芸人を続ける」と芸人根性を見せるコージーさん。筆者は同年代として、微力ながら応援させていただこうと思います。
頑張れコージー!