執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)
札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。大学卒業後民間企業を経て、社会保険労務士になる。15年間以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10ー102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。
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障害年金 社労士に依頼することは悪いことではない。
札幌市厚別区で社会保険労務士事務所を運営している中斉と申します。弊社が障害年金請求代理業務を始めて16年目になります。
ここ数年よく見かけることがあるのですが、地域の障害者支援センターや病院のソーシャルワーカーさんが障害年金請求の支援を行っていたりします。お金を払って社労士に障害年金を依頼するまでもないといった風潮は高まりつつあると実感しております。
では、我々のような障害年金請求代理業務を行っている社会保険労務士は不要なのでしょうか。
手前みそと言われかねないですが、そんなことはありません。
障害者支援団体等が請求の支援を行うことを否定するわけではないですが、やはり仕事の片手間に障害年金の請求を行うことには限界があると言わざるを得ないのです。
それはどういうことか?
そのあたりを今日は説明したと思います。
社労士に依頼するとコスパが良いケースも多々ある。
昨年の話です。
20年くらい前に交通事故にあい、すぐに右股関節に人工股関節を挿れた女性の方(当時30代・小売店販売員)のはなしです。
この方は、障害厚生年金の対象の方だったので3級は堅かったのですが、事故当時は障害年金のことを知らず、気が付けば50代後半になっていたのです。
事故の後、人工股関節の手術を何度か繰り返し、仕事も非常につらくなります。
そして、けっきょく会社を辞めるのですが、収入が絶たれ地元の社会福祉法人の相談室にかけこみ障害年金請求の支援を受けることになります。
しかし・・・
結論から申し上げますが、その請求は宙ぶらりんのまま、気が付けば2年も経過してしまった。つまり、請求に至らなかったということです。
なぜそうなったのでしょうか。詳しい事は言えませんが、まあちょっとしたトラブルというか一般的な請求から若干かけ離れているケースだったのです。それで、支援されていた相談員さんが混乱してしまい、無駄に時間が経過してしまった・・・。
そこで、幣社に相談、依頼されることになったのですが、やってみて確かに混乱してもおかしくない案件でした。
しかし、幣社が初めてから2か月弱で請求は終了。結論から言って5年の遡及請求が成功しました。
なぜ、もっと早く相談してくれなかったのか。請求を試みてからの2年ぶんだけでも年金額で約120万円です。
悔やんでも悔やみきれない話です。
障害年金を社労士に依頼することは、けして悪いことではありません。
逆にコスパが良いケースも多々あるのです。
一人で悩んでいないで、ご相談ください。ご連絡、いつでもお待ちしております!