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眼の障害の相談(請求)事例です。

 

執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)

 

札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。10年以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10-102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。

障害年金の無料相談、随時受け付けております。まずはお電話を!(011)893-8395までお待ちしております。メールでもOKです。

 

 

 

眼の障害の相談も承っております

 

札幌市厚別区で社労士事務所を運営している、中斉徳久と申します。

 

障害年金の請求で最も多いものは、やはり「精神の障害」。次は「肢体の障害」でしょうか。

弊社でも、受ける仕事のほとんどが、「精神」か「肢体」かと思います。

 

しかし、視力・視野障害などの相談・依頼も少なからずいただいております。

今回は、眼の障害の相談(請求)事例を一部、取り上げてみたいと思います。

 

ご参考にしていただけたら、幸いでございます。

 

 

 

 

網膜色素変性症の相談(請求)事例

 

先日、網膜色素変性症の患者さんが、障害年金の請求をしたいということで弊社に来られました。

 

相談者:30歳・男性

傷病名:網膜色素変性症

症状 :視野・視力障害

 

先天性の疾患であり、眼科の初診日は10代半ば頃。症状はあるものの、日常生活はどうにかやっていける状態で、1年に一度くらい検査目的で受診をするくらいでした。

 

20代後半に入り症状は悪化。両目の視野・視力ともに日常生活に支障の出る状態になります。30歳になる頃身体障害者手帳を取得し、障害年金の請求をこころみたということです。

 

初診日に受診した病院は、すでに廃院。現在通院するのはは4つめの病院です。2つ目の病院で受診状況等証明書を取得したのですが、そこには「15歳の頃、眼科を受診。網膜色素変性症と診断される。」と記載されれいたので、20歳前障害と認められました。

 

担当医の記載した内容を見ましたが、視力は、右0.04、左0.04。視野は、Ⅰ/2の指標で両眼の視野がそれぞれ5度以内におさまる程度ということでした。

 

視力の障害と視野の障害の併合で障害基礎年金1級が支給されました。

 

20歳前障害の請求の場合、記録が古すぎるため、受診状況等証明書が取れないことが多いのですが、2つ目の病院の記録に20歳前に受診したことがわかれば、「20歳前障害」ということが認められることが多いです。

 

 

 

両糖尿病網膜症の相談(請求)事例

 

相談者:50代・男性

傷病名:両糖尿病網膜症

症状 :重度の視力障害

 

両糖尿病網膜症の患者さんの相談事例です。本人は来れなくて、高齢のお父様が「息子の障害年金請求のお願いをしたい」と、弊社にこられました。

 

糖尿病性のもので、初診日はなんと30年以上前。当時サラリーマンをやっていて、他県の大学病院で糖尿病が発覚しました。当時の記録があるかどうか問い合わせた所、倉庫から手書きのカルテがみつかり、受診状況等証明書を記載していただくことができました。

 

糖尿病は小康状態を保っていたのですが、40代後半になり悪化。糖尿病腎症と両糖尿病網膜症の合併症を患ってしまいます。

 

特に著しいのは両糖尿病網膜症。日常生活にも著しく支障がでてきて、障害年金の請求をこころみたということです。

 

診断書を見たところ、右眼「手動弁」・右眼「0.01」とほぼ視力はない状態でした。まさに、1級の状態です。

 

請求の作業は滞りなく終了。

 

無事、障害厚生年金1級を受給することができました。

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