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演歌歌手・八代亜紀さん シェーグレン症候群だった

執筆者:中斉徳久(社会保険労務士)

 

札幌ライラック社会保険労務士事務所所長。10年以上障害年金の相談・請求代理業務・不服申し立てなどを専門に活動。過去の障害年金業務サポート数は1000件を超える。事務所所在地:札幌市厚別区厚別中央3条2丁目10-10ー102。地下鉄東西線「ひばりが丘駅」から徒歩9分。

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八代亜紀さん 死因はシェーグレン症候群だった

札幌市厚別区で社会保険労務士をやっている、中斉と申します。障害年金の請求代理業務・(再)審査請求などを主に行っております。

 

昨日(11月12日)、何気なしにテレビをつけていたら、「ザ!世界仰天ニュース3時間SP」が流れていました。笑福亭鶴瓶師匠と中居正広さんがMCをやっている番組です。

 

「昨年12月30日に急死した歌手・八代亜紀さん(享年73)の死の真相を迫る」と題して再現ドラマが流れていましたが、八代さんのご病気はシェーグレン症候群だったということを初めて知りました。スポーツ報知(Yahoo!)に関係記事がありましたので貼り付けておきます。興味のある方はご覧ください。

八代亜紀さん、入院後111日で亡くなっていた「歌えないなら死んだ方がマシだわ」声帯傷つける恐れある施術拒否(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

 

同記事には、シェーグレン症候群という傷病名は明言されず、膠原病となっておりますが、同番組ではしっかりと、「シェーグレン症候群」と明示されていました。

 

シェーグレン症候群とは、膠原病の一つで、涙腺、唾液腺をはじめとする全身の外分泌腺に慢性的に炎症が起こり、外分泌腺が破壊されてドライアイやドライマウスなどの乾燥症状が出現する病気です。本来、細菌やウイルスなどの外敵から身を守るための免疫系が自分自身を誤って攻撃する、自己免疫という現象が重要な原因のひとつと考えられています。これまでの研究によって、様々な自己抗体(自己抗原に対する抗体)の出現や、自己反応性リンパ球(自己抗原に反応するリンパ球)の存在が明らかになっていますが、何故自己免疫が起こってしまうのかについてはいまだ完全には解明されていません。(出展元:順天堂大学医学部付属順天堂大学、膠原病・リウマチ内科サイト)

膠原病・リウマチ内科|シェーグレン症候群|順天堂大学医学部附属順天堂医院

 

八代さんは昨年8月、セキが止まらなくなるなどの症状が出たと言います。当初コロナの疑いもかけられましたが、同年9月4日、膠原病(シェーグレン症候群)であると診断されます。

 

一時期、薬も効いて、回復傾向にあってものの、同年12月30日、マネージャーの見守る中、「もう、さよならだね」と一言残し涙を流しながら息をひきとったといいます。

 

大変おくれてしまいましたが、謹んでお悔やみ申し上げます。

 

 

 

 

シェーグレン症候群 障害年金の対象になりえる傷病

さて、そんなシェーグレン症候群ですが、障害年金の対象になるのでしょうか。

 

けして症例が多くはないシェーグレン症候群ですが、実は筆者は同傷病で請求したことが何度かあります。

 

いずれも、障害厚生年金3級に着地しましたが、2級に至るまでにはいかず、障害基礎年金の対象の方には非常に厳しいものとなっているというのが実際のところです。

難病の請求について考える シェーグレン症候群|札幌ライラック社会保険労務士事務所

 

とはいえ、シェーグレン症候群は障害年金の対象になっているということは間違いありません。

 

同傷病で請求した方たちは「同じ病気で苦しむ方のために障害年金の対象になることをもっと知ってほしい」と口を揃えておっしゃっていました。

 

筆者も同感です。

 

心当たりのある方は、請求を検討してみてはいかがでしょうか。

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